外部ゲストティーチャーの授業(子ども家庭支援論 1月22日)

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■ゲストティーチャー

札幌市児童相談所
谷 雄一 先生

児童相談所の役割と児童虐待の種別(身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待)について具体的事例を入れながら話していただきました。また札幌市の虐待認定対応件数は年々増加傾向にあり、なかでも心理的虐待が増えている要因は、子どもがいる家庭で配偶者による暴力(前面DV)は、警察が通報を受けると児童相談所に通告することになっており、現在、虐待件数の約半数を占めていた。さらに、虐待を受けている子どもの年齢は就学前(0~6歳)が約4割強を占めており早期の虐待予防活動の必要性を学びました。
予防活動の一つに、「虐待のない社会の実現に向けて」と題しているオレンジリボンの啓発活動に保育を目指す学生は自分たちの仕事に深く関わることとして関心をもって聞いていました。児童虐待の相談・助言の中核となる児童相談所の講和を直接聞く機会を与えられ、学生から一時保護や通告等について沢山の質問があり好評でした。

ゲストティーチャーをお招きする意義

 こども學舎では、専任教員・非常勤教員が行う授業の他、今現在保育現場でお勤めの保育士さんをゲストティーチャーとしてお招きし、保育の「今」をお話頂くことに「力」を入れています。保育と言っても、保育士が変わればそれぞれのカラーと保育観があり、子どもを想う保育士の考え方も人それぞれです。素敵な保育士(先生)との出会い、そして多くの保育観を学ぶことで視野が拡がります。視野が拡がると、他の保育士さんの意図する保育を理解することができ、何より園児のための保育の幅が広がります。
 授業で多くの保育士に出会い学ぶことは、自分が理想とする保育士として働くための大切な機会だと思います。
また、こども學舎は午前授業ですので、午後の時間に保育現場でアルバイトをすることが出来ます。在学中に自分の理想とする保育が行われる保育園と出会うことが出来れば、その保育園でながく保育士として勤務し続けられると信じています。
 こども學舎は、学生が保育士として保育業界で活躍することを強く願い、卒業生が保育という仕事に従事することを幸せに思えることを切に願っています。
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